四国お遍路&仁王行脚 讃岐編その1

四国行脚12日目、ついに四国八十八箇所最後の県、涅槃の道場讃岐・香川県に入ります。

朝イチで愛媛県四国中央市の新長谷寺へ。
新四国曼荼羅霊場 27番新長谷寺(四国中央市)
714年、西国第八番の長谷寺(奈良県桜井市)の本尊を造刻するにあたり、試作として造られた6尺2分の十一面観世音菩薩が本尊だそうです。
行基菩薩が「仏法有縁の地に到りて衆生を済度し給へ」と像を小舟に乗せ海に流したところ黒岩海岸に漂着し村人が堂宇を建立したのが始まりだそうです。
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仁王門には平安時代の仁王像が安置されているというのでやってきましたが…
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はて?どう見ても昭和以降の東大寺タイプです。

しかし、その背後に…
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一木造りの平安の像らしい朽ちた仁王さんが安置されていました。土に埋められていたのか、よほど風雨に晒されていたのかボロボロです。
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お寺の長い歴史を感じさせる像でした。

四国八十八箇所 65番三角寺
愛媛県最後の札所です。
江戸時代の俳人・小林一茶が寛政7年(1795)に訪れたとき「これでこそ 登りかひあり 山桜」と詠まれただけあって、山内は樹齢3、400年の桜が爛漫となる名所だそうです。
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仁王門の中には色鮮やかな仁王さん。最近の新造のように見えますが修復したての像です。江戸時代くらいの作でしょうか。
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時代時代によって新しく生まれ変わるのが仁王像の良いところです。他の仏像に比べて傷むのも早いのですが。
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次の66番雲辺寺への道中、香川県最初のお寺萩原寺に寄ります。
四国別格二十霊場 16番地蔵院 萩原寺
名前から連想される通り萩の名所だそうです。

仁王門は室町時代の武将で管領の細川勝元公がうち続く戦乱に際し、戦勝祈願の護摩祈祷を寺に命じ、その見返りとして奉納したものと伝えられるのだそう。江戸時代初期の建立。
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中の仁王さんはそれよりも時代が下るものと思われます。
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さて讃岐の最初の札所、雲辺寺へ向かいます。
雲辺寺ロープウェイに乗ります。
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この旅で沢山乗ったケーブルカーとロープウェイの違い。ケーブルカーはレールの上に車体が乗っていてケーブルで引っ張って動きます。ロープウェイは空中にぶらりと吊られています。なので高所恐怖症の人はロープウェイの方が怖いです。ちなみに僕も高いのは苦手です。
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四国八十八箇所 66番雲辺寺
実は雲辺寺は所在地の上では徳島県なんですね。四国霊場のうち最も高い標高911メートル、四国山脈の山頂近くにある霊場で「遍路ころがし」と呼ばれる難所とされたそう。ロープウェイのない時代はさぞ大変な巡礼だったことでしょう。それこそ命がけだったでしょうね。

山頂駅を降りてしばらく歩くと大きな毘沙門天。西日本一の高さを誇るという毘沙門天展望館は高さ15mの展望館の上に重さ15トン、高さ10mの毘沙門天像がそびえたっています。
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平成23年に改築された仁王門。
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こちらは新しい仁王さんのようです。
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四国八十八箇所 67番大興寺
ここから先、八十八箇所にいる仁王さんは二度目の訪問です。2013年に仕事で香川県に訪れた折、札所の仁王さんのみひと通り会いました。
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鎌倉時代の仁王さんは運慶の作と伝えられ、像高3m14cmは86番志度寺の仁王さんと並んで四国最大と言われています。笑ったような顔の阿形さん。
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吽形さんは流石の凛々しさです。貫禄充分。
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四国八十八箇所 68番神恵院・69番観音寺
ひとつの境内に二つの札所が並んでいる珍しい霊場です。御朱印も一箇所で二ついただく事になります。元は琴弾八幡宮の神宮寺として創建されたのが明治の神仏分離令によって本地仏を移す事になりやむなく現在のような形態になったようです。
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こちらの仁王さんも二度目(正確には三度目)の訪問です。

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ここはいつも折り鶴の奉納がいっぱいです。
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鐘楼堂の彫刻が見事で、感心して見上げていると地元のおじさんが、この建物が一番境内の中で古い建造物だと教えてくださいました。
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観音寺の大師堂。
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夜はライトアップされた銭形砂絵(観音寺市にある寛永通宝を模した巨大な砂絵)を見に行きました。
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12日目は行く場所全てに仁王さんがいました。
四国行脚13日目に続きます。
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